解説
(1):ベルヌーイの定理①の通りで、位置・圧力・運動の3エネルギーの合計が一定であるというエネルギー保存の法則に基づいた定理である。正解。
(2)水力発電所の特徴①の通りで、水力発電所には,一般的に短時間で起動・停止ができる,耐用年数が長い,エネルギー変換効率が高いなどのメリットがある。正解。
(3)国内発電電力量の推移①の通りで、昭和30年代前半までは、水力発電が発電電力量の大半を占めていた点は正しいが、近年では10%を切っており、20%もの比率は占めていない。誤り。
(4)河川流量①のような曲線を流況曲線といい、これを重要な情報源として、発電量の設定と水力発電所の設計を行う。正解。
(5)水力発電所の落差①の通りで、総落差すべてが発電のための水車動力として使われるわけではなく、水管内での圧力損失や、水車出口で水が滞留しないための運動エネルギー、位置エネルギーなども必要で、それらの発電とは直接関係ないものを一様に損失として表現し、総落差からこれらの損失を差し引いたものが水車動力として供給される有効落差である。正解。