架空電線は、直線上にピンと張るのではなく、たるみ(弛度:ちど)を持たせて架設することで、温度による熱収縮を吸収したり、電線に張力が掛かり過ぎるのを防止したりする。
電線の弛度をD[m]、径間(支持物間の距離)をS[m]、電線1mあたりの荷重をW[N/m]、電線の許容引張荷重をT[N]とすると、電線の弛度はD=(ア)[m]で表せる。
また、電線の許容引張荷重=(イ)である。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ア | イ | |
(1) | $\frac{WS^2}{3T}$ | $\frac{電線の引張強さ}{安全率}$ |
(2) | $\frac{WT^2}{3S}$ | 電線の引張強さ×安全率 |
(3) | $\frac{TW^2}{3S}$ | 電線の引張強さ×安全率 |
(4) | $\frac{WS^2}{8T}$ | $\frac{電線の引張強さ}{安全率}$ |
(5) | $\frac{WT^2}{8S}$ | 電線の引張強さ×安全率 |