解説
a:可変容量ダイオード①の通り、pn接合ダイオードに逆方向電圧を印加して、空乏層の幅を調整することで、静電容量を調整するものである。
b:ダイオード⑥の通り、pn接合ダイオードに逆方向電圧をかけた場合、電流が流れないことになる。ただし、更に逆方向電圧を大きくしていくと、ある電圧の値(降伏電圧)で急に電流が流れるようになる。これをツェナー効果(なだれ効果)と呼び、このときの流れる電流が広範囲に変化しても逆電圧の値はほとんど変わらないため、定電圧発生装置として用いられる。
c:レーザダイオード①の通り、pn接合ダイオードに順方向電圧を印加して、大きい順方向電流を流すことで、正孔と電子が再結合し、接合面で光を放出する。この光を半導体の両端面の反射鏡で共振させてレーザ光を発生させるものである。