電気通信①(過去問にチャレンジ)解答

正解:(3)

解説:伝送方式①の通り、伝送路には目的の情報以外にもノイズがのる。

多重化方式①の通り、1本の伝送路を複数の通信が共同で利用することを多重化という。

伝送方式①の通り、送りたいデジタル信号を交流信号に変換して伝送する変調を行うことで、ノイズにも強い伝送を行うことができる。変調では、送りたい情報(信号波)と伝送するための基本波(搬送波)を合成した変調波を送信し、受信機では変調波を復調して、本来のデジタル信号を取り出す。

パルス符号変調①の通り、デジタル信号に変換(AD変換)では、標本化(サンプリング)→量子化→符号化の3つの手順でおこなう。

標本化:アナログ信号を標本化周期ごとに切り取る。このとき、シャノンの標本化定理に基づき、アナログ信号の最大周波数の2倍以上の周波数で標本化する。これにより、データ信号から元のアナログ信号を復元できる。

量子化:標本化した値をデジタル信号に変換する。(キリのよい数値に丸める)

符号化:量子化した値を2進数に基づき符号に変換する。

符号化方式①の通り、カメラで撮影した画像データや、音声データなどは、そのまま記録・伝送しようとすると、データ容量が非常に膨大であるので、圧縮符号化する必要がある。代表例として、静止画像のJPEGや、地デジ,BSのハイビジョン放送の映像符号化であるMPEG-2 Video、ワンセグ放送やYouTube配信動画などの符号化であるH.264(MPEG-4 AVC)、BS4K/8K放送の符号化であるHEVC(H.265)などがある。

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