解説:ポンプ用電動機の出力・入力①の通り、1秒間にQ[m³]の水を全揚程H[m]までくみ上げるのに必要な電動機の入力
で求められるので、間違いなく覚えていて、使いこなせる人はこの公式を使っても良いが、原理・原則を理解していれば、特に公式は不要なので、今回は公式を一旦置いておき、解いていく。
まず、必要なアウトプット(仕事量)は80[m³/h]の水を40.4[m](40(実揚程)+0.4(配管による圧力損失)の合計)持ち上げることであるので、1秒間あたりの仕事量は
80[m³/h]÷3600[s/h]×1.0×10³[kg/m³]×9.8[m/s²]×40.4≒8.80×10³[J/s]=8.80×10³[W]=8.80[kW]・・・①
この必要なアウトプット(仕事量)に対して、ポンプによる損失や電動機自体の損失があるため、電動機入力を
であり、ポンプ効率や電動機効率の分だけ、入力に対する出力が低下する。この値が、先程の必要なアウトプット(仕事量)のことであるので、①=②が成り立ち、
したがって、選択肢の中で最も近いものは(4)13.1である。