短絡比とは(ア)に対する(イ)の比を表したものであり、
短絡比=$\frac{(イ)}{(ア)}$
と表現出来る。
ここで、%インピーダンス(%Z、百分率インピーダンスともいう)は、あるインピーダンスZ[Ω]の設備(送電線や変圧器、発電機など)に定格電流I[A]を流した時の電圧降下が、基準電圧E[V]に対して、どれくらいの比率かを%(百分率)表示したものであるので、
%Z=$\frac{IZ}{E}$×100[%]・・・①
と表現出来る。
一方で、あるインピーダンスZ[Ω]の設備を電圧E[V]で短絡した場合の短絡電流Is[A]は
Is=(ウ)・・・②
と表現出来る。
①の両辺を100で割り、逆数にすると、
$\frac{100}{%Z}=\frac{E}{IZ}$・・・③
③に②を代入すると、
$\frac{100}{%Z}$=(エ)
となり、これは%インピーダンスに100を掛けたものが、短絡比に等しいことを意味する。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)に当てはまる組合せとして、最も適切なものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ア | イ | ウ | エ | |
(1) | 定格電流 | 短絡電流 | $\frac{E}{Z}$ | $\frac{Is}{I}$ |
(2) | 定格電流 | 短絡電流 | EZ | $\frac{Is}{I}$ |
(3) | 定格電流 | 短絡電流 | $\frac{E}{Z}$ | $\frac{I}{Is}$ |
(4) | 短絡電流 | 定格電流 | EZ | $\frac{I}{Is}$ |
(5) | 短絡電流 | 定格電流 | $\frac{E}{Z}$ | $\frac{I}{Is}$ |