軽水炉は,(ア)を原子燃料とし,冷却材と(イ)に軽水を用いた原子炉であり,我が国の商用原子力発電所に広く用いられている。この軽水炉には,蒸気を原子炉の中で直接発生する(ウ)原子炉と蒸気発生器を介して蒸気を作る(エ)原子炉とがある。
軽水炉では,何らかの原因により原子炉の核分裂反応による熱出力が増加して,炉内温度が上昇した場合でも,燃料の温度上昇にともなってウラン238 による中性子の吸収が増加する(オ)により,出力が抑制される。このような働きを原子炉の固有の安全性という。
上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ア | イ | ウ | エ | オ | |
(1) | 低濃縮ウラン | 減速材 | 沸騰水型 | 加圧水型 | ドップラー効果 |
(2) | 高濃縮ウラン | 減速材 | 沸騰水型 | 加圧水型 | ボイド効果 |
(3) | プルトニウム | 加速材 | 加圧水型 | 沸騰水型 | ボイド効果 |
(4) | 低濃縮ウラン | 減速材 | 加圧水型 | 沸騰水型 | ボイド効果 |
(5) | 高濃縮ウラン | 加速材 | 沸騰水型 | 加圧水型 | ドップラー効果 |