コンバインドサイクル発電総合①(過去問にチャレンジ)解答

正解:(5)

解説

(1)コンバインドサイクル発電の概要①の通り、コンバインドサイクルの熱効率は50%程度あり、同一出力の汽力発電の熱効率40%に比べて10%程度高効率。正解。

(2)コンバインドサイクル発電の特徴①の通り、ガスタービンの特徴でもある起動・停止時間の短さを継承している。正解。

(3)コンバインドサイクル発電の特徴②の通り、同一出力の汽力発電と比べて、蒸気タービンでの分担比率が少ないため、復水器での冷却水量も少なくて済む。正解。

(4)コンバインドサイクル発電の特徴②の通り、ガスタービンの特徴を継承しており、外気温度が上昇すると、同じ体積でも空気密度が下がり、ガスタービンの圧縮機から燃焼器セクションへ送られる酸素量が減少するので、燃焼量が減少し、出力が下がる。ゆえに外気温度の影響を受けやすい。正解。

(5)コンバインドサイクル発電の概要①の通り、補記類も含め、小容量の機械を複数台組み合わせたシステムであり、更に、ガスタービン発電の特徴③の通り、ガスタービンの特性である操作性が容易で運転人員が少なくて済むというメリットも含まれるので、所内率(発電エネルギーの内、発電所自体で消費するエネルギー)も汽力発電単体より低い。よって、選択肢(5)が誤り。

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