地絡故障(過去問にチャレンジ)解答

正解:(3)

解説:地絡故障計算①を応用して考える。今回は電力系統側だけでなく、需要家側の対地静電容量も考慮するので、図のように表すことができ、

静電容量の合計は3(C₁+C₂)となる。地絡故障計算①より、|I|=$\frac{V}{\sqrt{3}×\sqrt{{R_g}^2+(\frac{1}{6πfc})^2}}$となるが、完全地絡のため、地絡抵抗Rg=0、また、C= C₁+C₂=3.0[μF]+0.015[μF]=3.015[μF]=3.015×$10^{-6}$[F]、あとは与条件のV=6 600[V]、f=50[Hz]をそれぞれ代入する。

|I|=$\frac{6600}{\sqrt{3}×\sqrt{0^2+(\frac{1}{6π×50×3.015×10^{-6}})^2}}≒\frac{6600}{\sqrt{3}×351.92}≒10.82$

したがって、選択肢の中で最も近いのは(3)11[A]である。

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