解説: 電圧調整方式①の通り、配電用変電所では負荷時電圧調整器や負荷時タップ切換変圧器などで負荷変動に応じた二次側母線電圧を調整している。柱上変圧器にはタップが付いており、このタップ調整をすることで、変圧後の低圧電圧を調整している。それでも許容範囲内に電圧を抑えるのが難しい場合には、高圧配電線路にて高圧自動電圧調整器(SVR:Step Voltage Regulator:ステップ式自動電圧調整器と同義)により電圧調整したり、電力用コンデンサを線路に並列にいれ力率を改善することで、流れる電流を減少させ、電圧降下を軽減させたりする方法がある。また、電線の電圧降下を低減させるためには、抵抗①の通り、抵抗は断面積に反比例するので、電線が太くなると、電線の抵抗値が下がり、電圧降下を軽減することができる。