変圧器の結線②

変圧器の主な結線種類と、その特徴を以下に示す。

【Y-Δ結線】

・一次側をY結線、二次側をΔ結線としているので、線間電圧は(ア)の(イ)を生じ、線間電圧の大きさは、二次側が一次側の(ウ)倍となり、(エ)に用いられることが多い。

・一次側のΔ結線にて励磁電流の第3高調波が環流できるので、正弦波電圧を巻線に誘起することができる。

・Y結線より(オ)を引き出して、接地できる。

【Y-Y結線】

・一次、二次側両方ともY結線としているので、線間電圧に(イ)を生じない。

・Y結線より(オ)を引き出して、接地できる。

・Y結線だけでは励磁電流の第3高調波が環流できないため、正弦波電圧を巻線に誘起することができない。これを解消するために、三次に(カ)巻線を設けた、Y-Y-(カ)結線にすることで、(カ)結線に第3高調波を環流させ、正弦波電圧を誘起することができる。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)に当てはまる組合せとして、最も適切なものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

 
(1)60°位相差$\sqrt{3}$昇圧用中性点V
(2)60°位相差$\frac{1}{\sqrt{3}}$昇圧用2次側Δ
(3)60°電圧差$\sqrt{3}$降圧用2次側V
(4)30°位相差$\frac{1}{\sqrt{3}}$降圧用中性点Δ
(5)30°電圧差$\sqrt{3}$降圧用2次側Δ

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