分散型電源①解答

正解:(1)

解説: 電技解釈第220条で分散型電源の系統連系設備に係る用語の定義がされている。

1.発電設備等:発電設備又は電力貯蔵装置であって、常用電源の停電時又は電圧低下発生時にのみ使用する非常用予備電源以外のもの(第十六号に定める主電源設備及び第十七号に定める従属電源設備を除く。)

2.分散型電源:電気事業法(昭和39年法律第170号)第38条第4項第一号、第三号又は第五号に掲げる事業を営む者以外の者が設置する発電設備等であって、一般送配電事業者若しくは配電事業者が運用する電力系統又は第十四号に定める地域独立系統に連系するもの

3.解列:電力系統から切り離すこと

4.逆潮流:分散型電源設置者の構内から、一般送配電事業者が運用する電力系統側へ向かう有効電力の流れ

5.単独運転:分散型電源を連系している電力系統が事故等によって系統電源と切り離された状態において、当該分散型電源が発電を継続し、線路負荷に有効電力を供給している状態

6.逆充電:分散型電源を連系している電力系統が事故等によって系統電源と切り離された状態において、分散型電源のみが、連系している電力系統を加圧し、かつ、当該電力系統へ有効電力を供給していない状態

7.自立運転:分散型電源が、連系している電力系統から解列された状態において、当該分散型電源設置者の構内負荷にのみ電力を供給している状

8.線路無電圧確認装置:電線路の電圧の有無を確認するための装置

9.転送遮断装置:遮断器の遮断信号を通信回線で伝送し、別の構内に設置された遮断器を動作させる装置

10.受動的方式の単独運転検出装置:単独運転移行時に生じる電圧位相又は周波数等の変化により、単独運転状態を検出する装置

11.能動的方式の単独運転検出装置:分散型電源の有効電力出力又は無効電力出力等に平時から変動を与えておき、単独運転移行時に当該変動に起因して生じる周波数等の変化により、単独運転状態を検出する装置

12.スポットネットワーク受電方式:2以上の特別高圧配電線(スポットネットワーク配電線)で受電し、各回線に設置した受電変圧器を介して2次側電路をネットワーク母線で並列接続した受電方式

13.二次励磁制御巻線形誘導発電機:二次巻線の交流励磁電流を周波数制御することにより可変速運転を行う巻線形誘導発電機

14.地域独立系統:災害等による長期停電時に、隣接する一般送配電事業者、配電事業者又は特定送配電事業者が運用する電力系統から切り離した電力系統であって、その系統に連系している発電設備等並びに第十六号に定める主電源設備及び第十七号に定める従属電源設備で電気を供給することにより運用されるもの

15.地域独立系統運用者:地域独立系統の電気の需給の調整を行う者

16.主電源設備:地域独立系統の電圧及び周波数を維持する目的で地域独立系統運用者が運用する発電設備又は電力貯蔵装置

17.従属電源設備:主電源設備の電気の供給を補う目的で地域独立系統運用者が運用する発電設備又は電力貯蔵装置 18.地域独立運転:主電源設備のみが、又は主電源設備及び従属電源設備が地域独立系統の電源となり当該系統にのみ電気を供給している状態

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