正解:(3)
解説:図の回路は自己バイアス回路といい、ベース電圧はVBB=Vcc-RB×IB-RC×ICである。
この回路において、発熱により導電率が上昇し、電流が増加した場合、電流の増加に伴い、抵抗RCにおける電圧降下RC×ICが大きくなるため、抵抗RBにかかる電圧が小さくなる。抵抗RBにかかる電圧が小さくなると、当然流れる電流IBも小さくなり、IBを増幅した出力であるIC も小さくなる。というように、発熱により電流上昇が発生しようとしても、抑止力が働くため、温度変化に対して安定した動作ができる。