正解:(2)
解説:半導体③のようにp型半導体ではアクセプタが不純物として入っているので、正孔が多く、半導体④のようにn型半導体ではドナーが不純物として入っているので、自由電子が多い。キャリヤとは半導体②の通り、自由電子や正孔などのことをいうので、p型半導体では正孔が多数キャリヤ、n型半導体では自由電子が多数キャリヤである。
勘違いしてはならないのが、p型半導体もn型半導体も正孔や自由電子が多いが、物質全体としては電気的に中性であり、+や-に帯電している訳ではないことである。p型半導体は正孔が多いが、あくまで共有結合に電子が不足しているよ、というだけで、そこに電気的な+があるわけではない。また、自由電子も価電子から脱け出した電子が泳いでいるだけで、電子の合計としては、原子核の陽子と釣り合っているので、全体としては±0である。