正解:(1)
解説:下図のように、抵抗A,B,C,Dとした時、抵抗の値がA:B=C:Dであるので、AとBの電圧降下の比とCとDの電圧降下の比が等しく、つまり点eと点fの電位は等しい。そのため、等電位を接続しているef間には電流が流れないので、下右図のようにef間の導線及び抵抗を省略できる。
分かりやすくするために、更に回路を下図のように整理すると、最終的には、3Ωの抵抗2つとRx[Ω]の抵抗による並列回路となる。
この合成抵抗が設問の通り0.6[Ω]になる。
並列回路の通り、抵抗の並列回路では逆数の和が合成抵抗の逆数と等しいので、
$\frac{1}{3}+\frac{1}{3}+\frac{1}{R_x}=\frac{1}{0.6}$
が成り立つ。整理すると、
$\frac{2R_x+3}{3R_x}=\frac{1}{0.6}$
両辺に0.6×3Rxを掛けて、
0.6(2Rx+3)=3Rx
1.2 Rx+1.8=3Rx
1.8 Rx=1.8
Rx=1
したがって、正解は(1)1.0である。