ブリッジ回路③(過去問にチャレンジ)解答

正解:(1)

解説:下図のように、抵抗A,B,C,Dとした時、抵抗の値がA:B=C:Dであるので、AとBの電圧降下の比とCとDの電圧降下の比が等しく、つまり点eと点fの電位は等しい。そのため、等電位を接続しているef間には電流が流れないので、下右図のようにef間の導線及び抵抗を省略できる。

分かりやすくするために、更に回路を下図のように整理すると、最終的には、3Ωの抵抗2つとR[Ω]の抵抗による並列回路となる。

この合成抵抗が設問の通り0.6[Ω]になる。
並列回路の通り、抵抗の並列回路では逆数の和が合成抵抗の逆数と等しいので、
$\frac{1}{3}+\frac{1}{3}+\frac{1}{R_x}=\frac{1}{0.6}$
が成り立つ。整理すると、
$\frac{2R_x+3}{3R_x}=\frac{1}{0.6}$
両辺に0.6×3Rを掛けて、
0.6(2R+3)=3R
1.2 R+1.8=3R
1.8 R=1.8
R=1
したがって、正解は(1)1.0である。

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