正解:(2)
解説:図1において、まず、抵抗R₂[Ω]の値を求める。R₂には電圧100Vが印加され、電流が5A流れているので、オームの法則より、R₂=V/I=100÷5=20[Ω]。
また、抵抗R₁=1Ωにも電流5Aが流れており、抵抗R₁での電圧降下は1×5=5[V]である。
したがって、電源電圧は5+100=105[V]である。
これらを右の回路に適用し、図のようになる。
R₂とR₃は20Ωと5Ωの並列回路であるので、合成抵抗R₂₃は
$\frac{1}{R_{23}}=\frac{1}{R_2}+\frac{1}{R_3}=\frac{1}{20}+\frac{1}{5}=\frac{5}{20}=\frac{1}{4}$
R₂₃=4[Ω]
したがって、右の回路は1Ωと4Ωの直列回路に電源105[V]が印加されるので、回路全体を流れる電流は
I=105÷5=21[A]
である。
並列回路における電流比は抵抗の逆数の比と等しいので、
I₂:I₃=$\frac{1}{R_2}:\frac{1}{R_3}$=R₃:R₂=5:20=1:4
したがって、I₃は全体の$\frac{4}{5}$の電流が流れるので、
I₃=21×$\frac{4}{5}$=16.8[A]
よって、(2)16.8が正解。