架空電線路の弛度③(過去問にチャレンジ)

高圧架空電線において,電線に硬銅線を使用して架設する場合,電線の設計に伴う許容引張荷重と弛度について,次の(a)及び(b)の問に答えよ。

ただし,径間S[m],電線の引張強さT[kN],電線の重量による垂直荷重と風圧による水平荷重の合成荷重がW[kN/m]とする。

(a) 「電気設備技術基準の解釈」によれば,規定する荷重が加わる場合における電線の引張強さに対する安全率が,R 以上となるような弛度に施設しなければならない。

この場合R の値として,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)1.5 (2)1.8 (3)2.0 (4)2.2 (5)2.5

(b) 弛度の計算において,最小の弛度を求める場合の許容引張荷重[kN]として,正しい式を次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)$\frac{T}{R}$ (2)$T×R$ (3)$S×\frac{W}{R}$ (4)$S×W×R$ (5)$\frac{T+S×W}{R}$

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