電圧形インバータの特性①解答

正解:(1)

解説:電圧形インバータでは、図のように直流電源をIGBTなどのスイッチで切り換えて、負荷に方形波電圧を供給し、負荷側から見た電源回路のインピーダンスは低く、電圧源として動作する。図のように負荷がRL回路であると、コイルの特性上、電流は方形波にはならず、時定数τ=L/R[s]の曲線となる。この電流のグラフで、スイッチを切り替えた瞬間では、同じ方向に電流が流れるために、スイッチと並列接続された還流ダイオードを通過して、電源側へ電流が戻る。

※時定数τは、スイッチが切り替わった瞬間の曲線の接線と、定常状態の値(図でいうとIp)が交わる時間のこと。この時定数が分かると曲線の形状が分かり、時定数が大きい程、緩やかな曲線、時定数が小さい程、急峻な曲線となる。

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