永久磁石形同期モーター①解答

正解:(3)

解説:永久磁石形同期モーターは、表面磁石形同期モーターと、埋込磁石形同期モーターに分類される。

表面磁石形同期モーター:表面に設置された磁石が回転磁界との吸引力・反発力により回転する。また、表面に磁石が設置されているので、遠心力により磁石がはく離するおそれがあり、高速運転には不向き。

埋込磁石形同期モーター:表面磁石形と同様に、回転磁界との吸引・反発力に加えて、固定子の発生する磁界が、回転子の中で磁極に絡まない鉄心内を通過する際に、その経路が一直線ではなく歪んだルートを通過するため、より安定な経路(一直線上)を形成させようと鉄心に対して回転磁界が働きかける力(リラクタンストルク)も利用できる。また、構造上、鉄心内部に磁石が守られているので、磁石がはく離するおそれがなく、高速運転に適している。

リラクタンストルクは、磁石のN極とS極を少し離して置き、その間に鉄の棒を斜めに置くと、N極とS極を結ぶように、クルっと鉄の棒が少し回転して、真っすぐになるイメージ。

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