可変抵抗(過去問にチャレンジ)解答

正解:(4)

解説:まずはI[A]をR1[Ω]、R2[Ω] 、Rx[Ω]、E[V]を使って表し、その後に条件1と条件2の値を代入していく。
IはRxに流れる電流であるので、Rxに印加される電圧により求められる。RxとR2の並列回路の合成容量をZとしたときに、R1とZの比により、Zに印加される電圧が分かり、これがRxに印加される電圧である。それでは実際に計算していく。
1Z=1RX+1R1Z=RX+RRXRZ=RXRRX+R
R1Z=R1RXR2RX+R2よってZに印加される電圧は
ZR1+Z×E=RXR2RX+R2R1+RXR2RX+R2×E=RXR2RXR2+R1(RX+R2)×E
これはRxに印加される電圧でもある。よって流れる電流は
I=RXR2RXR2+R1(RX+R2)×E÷RX=R2RXR2+R1(RX+R2)×E[A]
条件1を代入すると、I=696RX+540×E=116RX+90×E・・・①
条件2を代入すると、I=474Rx+280×E=237Rx+140×E・・・②
問題より、この①と②の電流値は等しいので、
116Rx+90×E=237Rx+140×E
37Rx+140=2(16Rx+90)→5Rx=40→Rx=8[Ω] したがって正解は(4)

問題を選ぶ