誘導電動機の構造②解答

正解:(1)

解説:誘導電動機の回転子は、下記2つに大別できる。

かご形回転子:積層鉄心の溝(スロット)に、棒状の導体(銅やアルミ)を納め、その導体の両端を端絡環(エンドリング)で短絡する。表記は“端絡環”であり、端を短絡する環であるので、“短絡環”と間違えないように注意する。かご形は、巻線形のスリップリングの様に外部に電流を取り出す構造にはなってなく、かご内だけで二次電流が完結する。

巻線形回転子:積層鉄心の溝(スロット)に、巻線を納め、巻線の端子はスリップリングに接続されて、ブラシを介して二次電流を外部回路に流すことができる。この外部回路の抵抗を調整することで、始動時や速度調整が容易にでき、大型機にも用いることができる。

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