液体絶縁材料②(過去問にチャレンジ)解答

正解:(2)

解説:誘電正接とは、誘電体(絶縁体のこと)での損失を表す指標の一つで、誘電分極や部分放電などに伴い電気的エネルギーが熱エネルギーに変わる。誘電正接のうち、分子側が損失側なので、誘電正接の値は小さい程良く、発熱を抑えることができる。

液体絶縁材料①の通り、電力用機器の絶縁油として鉱油が使われてきたが、引火点が低いなどの欠点もあったので、より優れた低損失性や信頼性が求められる場合には性能改良された合成油が採用される。

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