解説:管路式は、ライニング鋼管やエフレックス等の電線管を地中に埋設し、その中へケーブルを敷設する方式である。管路の途中には適度な間隔でマンホールを設け、ケーブル引き入れや撤去、更新作業などはマンホール内で行う。将来追加が予想されるルートであれば、予備の空管路を設けておくと、将来の引替えや増設に更に便利である。
<管路式の特徴>
・工事費が高く、工事期間が長い。
・管路内にケーブルが保護されるため、外傷を受けにくい。
・ケーブル自体が直接埋設されている訳ではないため、ケーブルの引替えや増設が容易で、保守点検も便利。
・熱が管路内に閉じ込められるため、熱放散が悪く、許容電流が小さい。条数が増えると更にその傾向が顕著になる。