解説:%インピーダンスは百分率インピーダンスともいい、記号では%Zのように表すケースが多い。また、%インピーダンスとは、定格電流が流れた時の電圧降下を基準電圧に対して%(百分率)で表したものである。
例えば、基準電圧E[V]に対して、インピーダンスZ[Ω]に定格電流I[A]が流れた時の電圧降下は、IZ[V]であるので、%インピーダンスは
%Z=
と表現する。
三相の場合では基準電圧を相電圧で表現するのが一般的ではあるが、線間電圧V=
%Z=
となり、同じ結論に至るので、基準はどこでも問題ない。ただし、電圧を線間にしたのに、インピーダンスは相分で計算すると、答えが変わってしまうので、基準電圧に対するインピーダンスに不整合が起きないように注意する。