解説:コンバインドサイクル発電の熱効率50%程度のうち、約半分はガスタービンでの発電で、残りの約半分が汽力発電という分担であるので、同じ出力時の汽力発電(熱効率約40%)と比較すると、蒸気タービンでの出力分担比率が少ない(60~70%程度)ため、復水器冷却水量も70%程度と少なくて済む。その代わり、ガスタービンの特徴である、多量の空気を必要とし、同じ出力時の汽力発電と比較して3倍程度の排ガス量となる。
また、ガスタービン発電の特徴①、ガスタービン発電の特徴②、ガスタービン発電の特徴③の通り、ガスタービンの特徴を継承しているので、出力は外気温度の上昇により低下し、騒音は大きいという特徴がある。