解説:図のような配電方式を樹枝方式といい、幹線から分岐線を負荷の分布に応じて伸ばしていく。最も多く採用されている方式である。特徴は以下の通り。
・他の方式と比べて最もシンプルな配電方式なので、建設費が最も安い。
・需要増加に対して樹枝状に分岐を増やしていけばよいので、増設対応が容易で、保護装置が簡単。
・図を見て分かる様に事故時の停電範囲が広い(ある負荷に対してそれより親側の枝や幹のどこかで事故が起きると停電し、仮に主幹(木でいう幹)で事故が起きると、それより先の幹も分岐している枝も全てに波及する)ため、他の方式のようなバックアップ体制がとれてないため、信頼性は低い。