ウランには$^{235}U$や$^{238}U$などの同位体が存在し、天然に存在するもので、核燃料(中性子などの衝突で核分裂を引き起こすもの)となるものは(ア)だけであり、(イ)は核分裂を起こさない安定した原子である。天然のウランの中には(ア)が(ウ)%程度含まれており、発電所では、(ア)を濃縮した濃縮ウランを用いるケースが多い。濃縮ウランには高濃縮ウランと低濃縮ウランに種別され、(ア)濃度が(エ)%を超えるものを高濃縮ウランといい、(エ)%以下のものを低濃縮ウランという。発電所では通常、(オ)%に濃縮した(カ)濃縮ウランが使用される。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)、(オ)、(カ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ア | イ | ウ | エ | オ | カ | |
(1) | $^{235}U$ | $^{238}U$ | 0.7 | 20 | 3~5 | 低 |
(2) | $^{235}U$ | $^{238}U$ | 2.3 | 50 | 30~50 | 低 |
(3) | $^{238}U$ | $^{235}U$ | 0.7 | 50 | 3~5 | 低 |
(4) | $^{238}U$ | $^{235}U$ | 2.3 | 50 | 3~5 | 低 |
(5) | $^{238}U$ | $^{235}U$ | 0.7 | 20 | 30~50 | 高 |